■「証券決済」は、「証券決済機関(CSD)」が電子的な 帳簿を保有し、各市場参加者の証券の保有残高をシステム で管理する「中央型帳簿による集中管理」がされてきまし た。 ■「証券決済」は、多様な当事者が関与している上に、取 引照合や清算、決済など多…
■金融業務における「ブロックチェーン」の応用先とし て、有望視されている分野が「証券決済」です。 ■「証券決済」は、証券の取引後の清算や決済などを行う プロセスであり、「ポストトレード分野」とも呼ばれてい ます。 ■すでに「証券決済」の分野では、…
■リップル社では、「ブロックチェーン技術」を用いた 「国際送金」の仕組みによって、従来の送金方法に比べ て、「大幅なコスト削減」が可能になるものとしていま す。 ■例えば、1件500ドルの「国際送金」のケースでは、1 件あたりのコストは、従来のコス…
■リップル社による「リップル・プロジェクト」では、 「ブロックチェーン技術」を用いて、銀行と銀行がネット ワークで直接つながり、「分散型台帳技術」で情報を共有 しつつ、送金を行うというモデルを構築しています。 ■複雑な仲介のプロセスを省くことに…
■「ブロックチェーン技術」を用いて、「国際送金」の高 コストや非効率性を解決しようとする試みが行われていま す。 ■代表的なものは、「リップル社」の進める「リップル・ プロジェクト」です。 ■「リップル・プロジェクト」は、銀行間を「分散型台帳 のネ…
■「ブロックチェーン」は、金融業務において様々な分野 への応用が考えられていますが、なかでも最も有力な分野 の1つが「国際送金」です。 ■国際送金は、国境を越えた支払いという意味で、「クロ スボーダー・ペイメント」と呼ばれます。 ■「国際送金」に関…
■「ブロックチェーン」による「資金決済システム」は、 「決済コイン型デジタル通貨」のみで構築してもあまり意 味がないとされています。 ■同じ「ブロックチェーン」環境下で、「決済コイン型デ ジタル通貨」が、「他の資産」とともに資金決済が行われ るよ…
■各国の「中央銀行」が行っている実証実験をみると、カ ナダのCADコイン、日本の基礎実験、シンガポールのデジ タルSGD、香港の実証実験などは、中央銀行の発行する 「デジタル通貨」を、「銀行間の資金決済」に利用しよう とするものです。 ■すなわち、これ…
■「オープン型」の「ブロックチェーン」では、取引デー タを改ざんして不正な取引を行おうとする悪意の参加者が 入ってくる可能性があります。 ■悪意の参加者がいても、正しい取引データのみが次のブ ロックに記録されていくようにするために、取引を承認し …
■「現金型デジタル通貨」では、「ブロックチェーン」を 用いた「デジタル通貨」を、中央銀行が国民に対して直接 発行します。 ■国民は、ネットワークを通じて、お互いにこのデジタル 通貨をやりとりして支払いを行うことになります。 ■中央銀行が「公的な仮…
■「銀行券」は、個人や企業の保有残高を中央銀行が一元 的に管理することはありません。 銀行券は完全な「分散型のシステム」です。 ■「ブロックチェーン技術」は、分散型の帳簿により参加 者の取引や残高の管理を可能とする仕組みであり、「分散 型のシステ…
■「イギリス」の中央銀行である「イングランド銀行」で は、中央銀行によるデジタル通貨の発行可能性というアジ ェンダが掲げられました。 ■「ブロックチェーン技術」を使った「中央銀行デジタル 通貨」が選択肢の一つになるとしています。 ■「中央銀行デジ…
■多くの「中央銀行」が、「ブロックチェーン」を使った 「デジタル通貨」の実証実験に乗り出しています。 ■他国に遅れをとることなく、「ブロックチェーン」を導 入する環境を整えておかなければならないという中央銀行 間の競争意識といったものが見え隠れ…
■「私的デジタル通貨」が、ビットコインのBTCのよう に、独自の通貨単位を持っているのに対して、「公的デジ タル通貨」では、ドル、円など各国の通貨単位を用いま す。 ■従来型の現金と「中央銀行デジタル通貨」は、1対1の交 換比率で交換されます。 そのた…
■「ブロックチェーン技術」を用いて発行される「電子的 な通貨」は、従来型の電子マネーや電子現金と区別するた めに、一般に「デジタル通貨」と呼ばれています。 ■中央銀行が発行するデジタル通貨は、「中央銀行デジタ ル通貨」や「法定デジタル通貨」と呼…